健康な歯ぐきを維持する習慣について

親子で歯みがき

健康な歯ぐきは誰が見てもきれいなものです。
実は健康な歯ぐきを維持している方には同じような習慣を持っている方が多いようです。そして健康な歯ぐきでいることは、歯や身体全体の健康を維持するためにとても重要なことなのです。
健康な歯ぐきを維持している方の5つの習慣をお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

健康な歯ぐきの3つの条件

健康な歯ぐきはきれいなピンク色の歯ぐきをしています。歯周病や歯肉炎になると歯ぐきが腫れ赤色や赤黒くなりますし、タバコを吸っている方はニコチンによって歯ぐきが黒くなってきます。

健康的な男性
条件
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デンタルフロスや歯間ブラシを使った時に出血しない歯ぐきは健康な歯ぐきです。デンタルフロスを使った時に出血する歯ぐきは、歯と歯の間に細菌が溜まって歯ぐきが腫れている状態です。

条件
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歯周病になると歯ぐきから膿が出たり、口臭がします。歯周ポケットが深くなると、歯ぐきの中に歯石が溜まり膿や口臭の原因となります。

条件
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健康な歯ぐきを維持するための5つの習慣

特に就寝前にしっかり歯みがきをすることが重要です。寝ている間は唾液の量が減り、細菌に対して防御する力が下がります。寝る前に歯みがきをしてしっかり細菌を減らすことによって健康な歯ぐきを維持することができます。

仕上げ磨きする母親
習慣
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歯と歯の間の細菌は歯ブラシで落とすことができません。デンタルフロスや歯間ブラシを使うことによって歯ブラシでは落としきれない汚れ(歯垢)を落とすことができます。また、出血や臭いを確認することによって歯ぐきの健康状態をチェックすることもできます。
ただし、デンタルフロスや歯間ブラシを使いはじめの時は、正しく使用していても、出血することは多々あります。2週間ほど毎日続けていくと、歯ぐきが引き締まって出血や口臭もなくなってきますので、ご安心ください。

フロスをする小学生
習慣
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歯みがき剤を使用することによって歯みがきの時、細菌を落としやすくなります。また、歯みがき剤の中には歯を強くするフッ素(フッ化物)や歯ぐきの炎症を抑える成分が含まれているものもあり、その成分によって歯ぐきの腫れを抑えることができます。
ただし、いくつか注意していただきたいことがあります。

歯みがき剤の選び方と3つの注意点

1.清涼感が強い歯みがき剤

清涼感の強すぎるものは使用後の爽快感で、みがけた気になってしまい、かえってみがき残しの原因となることがあります。

2.研磨剤が多い歯みがき剤

研磨剤の多いものを使用する場合、特にかみ合わせが強い方は注意が必要です。歯が少し欠けてしまったている箇所を磨いてしまうことで、状態を悪化させてしまうことがあります。

3.フッ素の配合が少ない歯みがき剤

フッ素が歯を強くすることは多くの論文で証明されているため、あえて少ないものを選ぶ理由はありません。そのため、歯みがき剤を選ぶ際は、フッ化物の配合が少ないものではなく、多いものを選ぶようにしましょう。

他にも、染みる症状を抑えるものなど、歯みがき剤にはさまざまな種類があるため、どれを使用したらいいのか迷ったときは、お気軽にご相談ください。

歯磨き粉
習慣
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タバコによって歯ぐきの毛細血管は収縮し、口腔内の細菌に対する抵抗力を失ってしまいます。歯ぐきには直接ニコチンの煙が付着するため歯周病を悪化させる原因のひとつです。
タバコは歯だけでなく身体の健康にも害を及ぼします。

タバコ
習慣
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歯ブラシやデンタルフロスでは100%細菌を取ることはできません。定期的に歯科医院でクリーニングをすることによって細菌を完全に落とし、汚れが残っているところのみがき方をアドバイスしてもらうことによって健康な歯ぐきを維持することができます。

定期検診
習慣
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