歯科医院を受診する前に知っておきたい準備とポイント

歯ブラシに歯磨き粉を付ける


こんにちは。静岡デンタルクリニックの浦野です。

歯科医院で治療を受ける際には、事前にご準備をお願いしたいことがあります。また、治療内容によっては、受診前に控えていただきたい行動もあります。
こうした点を事前に知っておくことで、より安心して治療に臨むことができます。

今回は、歯科医院を受診する前に確認していただきたいポイントについてお話しします。

受診前に準備しておきたいこと

事前に予約を取る

ほとんどの歯科医院は予約制ですので、事前に予約を取りましょう。
最近では、ウェブサイトから予約ができる歯科医院も増えており、診療時間外でも予約が可能です。
また、予約後に症状が悪化した場合は、早めに連絡することで、適切な対応を受けやすくなります。

マイナ保険証を持参する

受診の際には、必ずマイナ保険証または資格確認書を持参してください。
再診時も忘れずに持っていきましょう。

お薬手帳を持参する

お薬手帳は、治療を安全に進めるために重要です。
服用中の薬によっては、歯科治療に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、治療途中で新しい薬を飲み始めた場合は、その都度申告し、お薬手帳を提出するようにしましょう。

来院前に歯みがきをする

来院前は、可能な限り丁寧に歯みがきをしておきましょう。
歯に汚れが残っていると、むし歯が見えにくくなり、正確な診断が難しくなることがあります。
清潔な状態で受診することで、より適切な治療につながります。

控えていただきたいこと

当日の飲酒は控える

治療当日の飲酒は避けましょう。
アルコールによって血行が良くなると、抜歯や切開後に血が止まりにくくなることがあります。
また、飲酒後に感じる動悸を、歯科治療に対して強い恐怖心や不安を感じる「歯科恐怖症」と誤認してしまう可能性もあるため、注意が必要です。

受診前の喫煙を控える

喫煙は血管を収縮させ、歯ぐきが硬くなってしまうため、歯周病治療の妨げになると考えられています。
また、抜歯後や切開後の傷の治りが遅くなることも報告されています。
さらに、呼気の臭いにも影響を与えるため、受診前はできるだけ控えるようにしましょう。

口紅やグロスを落としておく

歯科治療では、唇の色が健康状態の判断材料となることがあります。
そのため、口紅やグロスは受診前に落としておくことをおすすめします。

適切な準備で安心して治療を受けられるように

歯科治療を円滑に進めるためには、歯科医院を受診する前の準備が大切です。予約の確認をはじめ、マイナ保険証または資格確認書、お薬手帳の準備、来院前の歯みがきなどを整えていただくことで、スムーズな治療につながります。また、飲酒や喫煙を控えていただくことは、治療後の回復を助ける大切なポイントです。これらの準備を心掛けていただくことで、より安心して治療を受けていただけます。